
天洋食品工場内の新たな写真公開〜JT
http://www.news24.jp/102763.html
マヌケな写真です。
「包装袋のチェック」とありますが、(白マルで示した部分)
机の向こう側暗い場所に多数の袋が無造作に(ぶん投げて?)置かれています。工場での管理、従業員の感覚をよく示しています。タイルの目地も気になりますね。
テレビ放送で映る同写真ではハッキリ確認できます。ネットでは同写真は発見出来なかった残念。
更に不思議な点。
この様な全量検査を見聞きした事はありません。日本の感覚では、袋にはピンホールが無いのが前提です。
このチェックの意味がわかりません。
よく考えてみましょう。冷凍食品はアルミ蒸着フィルムで、光を通さないフィルムです。袋ですから上下にフィルムが2枚あります。写真の方法では上下両方に貫通した穴だけ見つける事ができます。他はアウトです。片側だけの穴では見つけられません。更にいえば、普通問題となるピンホールは、非常に小さな穴です。このような形では見つける事は出来ません。ただし、袋の製袋シール部の不良でしたら見つける事が可能です。
「こんな事本当にやっているか?」と疑問をいだきましたが、中国では袋の品質が非常に悪い為、この様な作業が必要なのかもしれません。私はこの作業が実際に行われているのか疑っています。6秒間で1枚チェックすると1分間に10枚、×60分、×8時間で4800枚です。この工場は日産2万袋だそうで、気が遠くなる話。
包装機は使用してない?
新しい報道によれば、JTの説明では、包装は手作業で行われ、密封はハンドシール機(別名ハンドシーラー:簡単な仕組みの機械)を使用とある。この写真でも、空袋をチェックしている事から、説明の通り包装機は使用されていないのかもしれません。
日本では(小量生産品を除けば)包装機を使用する。理由は簡単で、
1.生産性の違い。
2.包装機使用はキレイな出来。
3.不良品率。
普通ハンドシールの場合には3隅がシールされた袋を使用する。
出来上がりは4辺がシールされた形(レトルト包装と同じ形)。
更に三法シールをハンドシールで行うと以下の欠点が出る。
含まれる空気の量にバラツキがでる。
シール不良が更に出やすい。
三方シール(シール部がHの形)では−とIの交差部のシール不良が多発する。
製品がねじった形になってしまう事がある。
専門家が出来上がった現物をみれば、ハンドシールか包装機で作られたものかは簡単に区別できます。ハンドシールでも丁寧に作業すれば不良品率は下がりますが、とても生産性が悪くなります。
一日2万袋もハンドシールする事は考えられない話ですが、中国では安い労働力があるので可能なのかもしれません。でも、シール不良は沢山出ただろうね。